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旅音 〜旅と音の人生〜
インド | 旅音
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インド -バラナシの人々-
ヒンドゥ教の聖地にして
インドを旅する旅人の聖地である
バラナシ
ガンジス河とともに生きてきたバラナシの人々にとって
川は生活であり、すべてである。
朝の日の出とともに始まる沐浴、洗濯、歯磨き、火葬に始まり
昼は川遊び
ガートでのクリケット
夕日がガンジス河に沈むと
照らすものは月の光だけになり
ガンジス河もようやく眠りに就く

バラナシには
カジュラホの様なレリーフも
アグラのようなタージマハルもない
ただ
繰り返し繰り返し日常が続く
旅人はその日常に吸い込まれ
魅了されていく。

そんな聖地バラナシに住む住人は
“旅人”から見学されるような
特別な人びとでもなければ
道を歩いている大量の牛は
動物園の動物でもない。









| インド | 04:07 | comments(0) | trackbacks(81) |
インド -深夜特急-
沢木耕太郎をはじめとしてインドのことを書いた人は勿論の事
インドを旅するバックパッカーは乗らないことのない
深夜特急。

掲示板の横の出発時間には
expected“予想”
と表示され
インドの国民性?のようなものを感じることもできる。
「だいたいの出発時間がわかればいいじゃないか」
なぜかインドにいると曜日も時間の感覚もおぼろげになり
朝日がのぼり夕日が沈む
それだけで十分に思えてくる。

出発が3時間以上も遅れた車内は
もちろん遅れたことに対する文句を言う乗客もおらず
全て当たり前のように自分の席を確保する。
チケットのない乗客と車掌とのやり取りに参加し
時に外国人の周りを囲み談笑し
チャイを酌み交わし
歌い
そして
満足して思い思いの寝床に就く

深夜特急は
インドを凝縮した場でもある。

| インド | 02:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
世界遺産 -タージマハル(インド/アグラ)-
22年間かけて造営されたいとしい妻への記念碑

正確無比なシンメトリーが美しいパレス風の建物。実は宮殿ではなく霊廟である。つまりおハカ。ムガール帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった王妃のために1632年から22年の歳月をかけて造営したものだ。腕利きの職人を集め、のべ2万人が携わったというから、当時としては大国家事業。これぞ夫から妻へ捧ぐ愛の記念碑なのだ。

愛の代償は幽閉。
シャー皇帝の予想外の末路

しかし、この美談には続きがある。皇帝は晩年タージマハールの向かいに黒大理石の宮殿を建てようとしていたが、その矢先に第3皇子によって近くのアグラ城の塔に幽閉されてしまうのである。理由はタージマハール建築での莫大な浪費。結局皇帝は塔の中から7年間タージマハールを眺め、その生涯を閉じた。運命とは実に皮肉で残酷である。


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タージマハル
言わずと知れたインドにおける世界遺産の代表である。
インドの世界遺産の代表だからこそ
それなりの値段をとられる。
外国人とインド人の入場料金が違う世界遺産はよくあるが
50倍近く現地の人よりとられる世界遺産も珍しい。
また2つのゲートでボディーチェックを受けようやく
タージマハルを拝むことができるのだ。

こういった世界遺産といえば
ありがちなのが“イルミネーション”である。
ただタージマハルは夜には消灯して
真っ暗になる。
パキスタンと準戦時体制中であるインドは
明かりによって数少ない観光資源としての“タージマハル”を守っているのだ。その為にゲートでも2度に渡るボディーチェックも行う。

タージマハルは
写真の通り
水と緑に囲まれている。
その中心に荘厳に建つ白亜の姿に言葉を失う
ゲートの外とはまるで別世界で
まさに天界である。

インドの街の喧騒を忘れ
心落ち着く場所だった。

言うなれば
インドの“有料オアシス”である。

| インド | 23:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
インド -インド人から見た日本人-
インドにいる時
ふと日本人がいったいどのように見られているのか
気になって
聞いたことがあった。


インドの独立?
戦争のイメージ?
IT?
経済大国?
金持ち?
アニメ?
家電?
・・・etc

正直一般的に外国で思われていると思ったのが
“日本人=金持ち”というイメージがあると思ったので
この答えを少し期待していた。
結果は

日本人は“けち”

意外だった
インド人に日本人のイメージを聞いたら
“けち”だったのである。
もちろん
インド人みんなが同じ答えるとは思わない
年配の人などはイギリスからの独立のイメージがあるかもしれない。
たまたまかもしれない
ただ
そのインド人の日本人のイメージに対する言葉は
“けち”
だったのだ。

理由を聞いてみた
他の国では日本人は金持ちのイメージがあるが
あなたはなぜ日本人が“けち”だと思うの?と

そうしたら
日本人はバクシーシにしても
寄付にしても
物を買うこと一つにしても
乗り物にのるにしても
とことん値切る。。

たしかにそうかもしれない
日本人がインドやアジア圏に行くと

『インドはボるから、定価はないと思え』
『人が寄ってきてもきりがないから相手にするな』
『すべては交渉が当たり前』

ということ必ず言われてきた。
そしてこういったところにいく日本人は
必要以上にかまえて旅立つのである。

たしかに交渉はあたりまえだが
自分は必要以上には粘らない。
自分が納得した値段であればたとえぼられてるとわかっても
その物を買うし、オートリクシャーにも乗る。
おそらく
徹底的に叩いて、値切ったとしても
きっとぼられていると思うからである。
正直徹底的に叩いたところでもともとの値段が信じられないくらい安い
インドなどでは面倒くさくなるのも事実だ。
バクシーシやチップの習慣のない日本人は
最初に決めた額以外にお金を取られるのが
納得いかず、『インド人にだまされた』と錯覚する人も多いのも現状だろう。
これがヨーロッパなどにいくと『これはチップだから○○ユーロ払おう』と
なんの気兼ねなくチップを払う。
どこか日本人の中で亜細亜蔑視の部分があるのかもしれない。


どうやら日本人は
そういう人が多いらしい。
そのイメージで
“けち”と言ってるのであるようだ。


インドに行くと
ダリット(カースト制度外の下層民)の人たちに囲まれることも多い。
インド人の普通の人がよくそういう人達にお金や物を渡す光景を見た。
逆に金持ちのインド人のそういう光景は見たことがない。
輪廻転生の考えで
普通の人が来世では上の階級にいけるように
『徳』を積んでいるのだという。


考え方一つ一つが
日本とインドでは違う。
すべてを理解するのは不可能だと思う。
ただ理解しようとする努力は必要である

文化を理解する。
文化を知る。

文化になじもうとすることと
一般のインド人が利用している価格にしようと
単に値下げすることは
何かが違うような気がする。

インドを通しで
日本にいては気づかないようなことや経験しようもないことが
たくさんある。
他の海外の国々にくらべても格段に多い。

日本人の姿を見直す意味でも
インドに行って感じることは
とてもいい勉強になると思う。

| インド | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
インド -インドの洗礼-
インドに行くと人生観が変わるってよく言われるが
間違えなく変わった。
洗礼もうけた。
病気で倒れたりもした。
倒れた時はもう二度とインドに行くもんかとも思った。

しかし、また1ヶ月くらいすると
またあの人間のルツボに行きたくなる。


インドで経験、体験したことが
どこか
夢?かと思える。

インドから帰国し今思うことは
もしかしたら夢なのは日本の生活の方で
“人間らしい生活”は
向こうの生活の方が本当のものなのかもしれないということだ。

あの喧騒、氾濫、混沌。
実はあれが人間の本来の姿なのかもしれない。


インドの夜は他の国と違って観光客がほとんどいない
インドの夜は真っ暗だ。
インドの夜は・・闇夜からいろんな人が現れて
集まってくる
「hello」「hello」「hello」「hello」・・・
とても低い声で本気で追ってくる。
かなり怖い。
何人も何人も・・
今でも思い出すとちょっと怖い。


インドの夜も明るい時もある。
インドの夜のお祭りは他の国では経験したことのないくらい
神秘的かつ人間くさい
いろんな宗教の人が行列をつくって練り歩く
そして沿道の人に
食べ物をくばって練り歩く。
数少ないインドの夜の外国人はもてもてだ。
食べきれないくらいの物をもらう
調子にのって食べると
洗礼を受ける。

これがインドだ。


| インド | 00:15 | comments(0) | trackbacks(0) |